2009年11月15日日曜日

贅沢な時間



先週思いがけず禅寺を訪問しました。
広島県福山市の山中にある「神勝寺」です。
広大な敷地にう~んとうならせる庭、伽藍・・・・
写真にある座禅堂で生まれてはじめての座禅の行を体験しました。
この寺の「開山」の経緯等はホームページにありますからご覧ください。
日々の暮らしの中のさまざまな思い「雑念」を捨て、「無の心」になるために・・・・と僧侶が語っていました。坐禅によって体と呼吸が整えられ心も整えられと、自我で濁っていた自分の心も澄んで来るのだ・・・・と
あまりにも世俗的で心の迷いの多い自分ですが、ここで過ごした一時間は自分の心との対話だけに集中でき、終わりに僧侶が語ってくれた「自分とだけ向き合う贅沢な時間」という言葉が心を離れません。
組んでいる足は徐々にしびれてくるし体を揺り動かすことは許されないし、始まったばかりはこれは艱難辛苦だぞとの想いは、半分危惧に終りました。途中休憩を挟んだ後半には、すうっと自分の世界に入ることの出来る妙な感覚を覚えました。
これで全てを知ったわけでもありませんし、ほんの入り口を垣間見ただけですが、何か惹かれるものを感じたひと時でした。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

良い時間を過ごされましたね。

実は私もそうなのですが、仕事の同僚に以前うつ病だった人がいまして、その人が「禅の呼吸法がうつ病には良いから、一緒に座禅を組もう」とよく言ってくれたのですが、私は日々の仕事の忙しさに勝てず、仕事が終わったらがっくりとして家に帰って寝るだけでした。
仕事(教科)の違いもあるのですが、私の教科の美術科は、一番厳しい条件にあったのは前の校長も分かってくれていました。
しかし、ほとんどの他の教科の職員には分かってもらえなかったと思います。
そんな中ではうつ病の私には生きてゆけず、退職するしかなかったです。
座禅は私にとって、別の意味で贅沢な時間です。