年の別れ

東京でＯＬをしている長女が

帰省しています。

年末全員がそろうことになりました。

いつもは自分の分しかコーヒーをドリップしないのですが

今日はコーヒーメーカーにてコーヒーを入れました。

先日ふとしたことから「ドイコーヒー」を知り

ネットで注文しました。

少々値が張りますが、帰省した娘が「美味しい」とひとこと・・・・

ここでは、注文の都度焙煎して発送しているからです。

本当に美味しいですよ。

コーヒーなど何を飲んでもそう変わらない、と思い込んでいた自分も

目からうろこです。

コーヒードリップにお湯を注いでいるときのワクワク感

素敵な出会いにはまりそうです。

今年も今日限り。

毎年年の暮れになると

男声合唱団でうたった

「年の別れ」のメロディが沸いてきます。

堀口大学の詩に多田武彦さんが作曲した名曲です。

男声合唱特有の密集和音の　　繰り出す７度の和音進行は、

オシャレで、切なくなる雰囲気を持っており、とても印象深い曲です。

～行く年は女であるか

うな垂れて　見返りがちに　

行く年は　影がわびしい

行く年は　音にさえたてぬ　～

さ、来る新年も

ゆったりした気分で

毎日を前向きに・・・・・

12月の雨

年末は我が家の周囲の片付けとかやりたいことが多いのですが
雨降りではどうしようもないですね。
ま、どうしてもやらなければいけないことではないのですから
今日は静かな一日にしようかなと思ってます。

この時期に雨が降ることは珍しいですね。
この地域雪は少ない方ですが
気温がもう少し低ければ確実に雪ですね。

冬の雨は妙に静かで物悲しく感じます。
世界一面ををぬらしているような降り方です。
そして一人ひとりの心の中までぬれるような・・・・・
雨粒一つ一つにあたかも強い意志があるような気がするのです。

2007年も今日を含めて後3日。
頑張れないこともたくさんあったし
やり残したことも当然多いです。
この雨の中にみんなとかしてしまいましょう。

ゆたんぽ

今日から３連休の方も多いでしょう。
この連休雨模様の地域が多いという予報が出ています。
この辺は雪でしょうか。
ホワイトクリスマスはロマンチックな響きですが
過ぎたるは何とやらで
雪かきしない程度に白くなるのなら結構なのですが・・・・・

昨夜から湯たんぽを使い始めました。
子供たちが使っていたものを引っ張り出しました。
燃料高騰の折、ブームになっていると聞きます。

そもそも自分は布団を暖めることはあまりしませんでした。
電気毛布も敷毛布も使っていません。
布団に入ったときはひんやりしますが
自分の体温で温まれば寒さを感じることは無いからです。

そうはいっても布団に入り込むとき「やせ？」我慢していても
仕方ないのでとふと思いついたのです。
熱いお湯を注いでバスタオルでくるみ布団に入れておきました。
いざ、布団に入るとそのあたたかいこと・・・・・・
あしのほうで暖められていた空気が布団全体にすうっと交じり合って
なんともいえぬ豊かな温かみを感じることが出来ました。

湯たんぽは朝まで温かみが残ります。
そのお湯は顔を洗うのにちょうどよい温度。

考えてみれば子供のころは鉄製？の湯たんぽを使っていたような気がします。
そして同じようにそれで顔を洗った。

なにか忘れかけていた豊かな時間を取り戻したような、
そして得をしたような気分です。

さ、この連休素敵な時間を・・・・・
外は少し雪模様です。

老木

我が家の入り口に桜の老木があります。
私の姉が小学校に入学した記念樹だと聞いています。
毎年春になると見事な花が咲きます。
ずうっと見続けてきた樹ですが
ここ数年は衰えが目立つようになりました。
一部の枝が枯れ始めているのです。

桜の寿命は50年とか？
もちろん５０年ははるかに超えています。
花の時期にはそれは見事に咲くのですが
温暖化のせいでしょうか
このごろこれまであまり見ない虫がつくようになりました。

葉をみんな食べてしまうほどの勢いです。
消毒はするのですが樹が大きくて・・・・・・・
アメリカシロヒトリも大敵。

樹は何も語りませんが
この樹をじっと見ていると
我が家の歴史を黙って見続けてきた重みというか
無言の呟きを聞くような気がするのです。

老いは誰にでもやってくるのですが
この樹を見ていると
何か勇気がわいてきます。

早いもので

「早いもので・・・・」と何回口にしたでしょうか。
もう週末です。
このごろ燃料費が高騰して
我が家の財政を圧迫し始めています。

こんなころがいつまで続くのか不明ですが
世の中需要と供給だけでは決まらない・・・・・
いつからそうなったのでしょう。

私の子供のころは石油ストーブなんかありませんでした。
小さなコタツが暖を取るすべて。
厚い袢纏を着て祖父母とラジオを聞いていた光景が鮮明に思い出されます。
確か、浪曲とか浪花節とか・・・・・・
でも、寒かったとか惨めだったとかではないんですよね。
なんか、ほのぼのとした思い出として脳裏から離れません。

時々浪曲を耳にするときもありますが
なんとも懐かしくていいなあって思います。
やさしかった祖父の顔がすうっと浮かんできます。

便利さって何でしょうね。
何か目に見えないものたちに
知らず知らずのうちにそうさせられて
うつろな満足感に浸っているだけではないでしょうか。
みんな踊らされている・・・・
わかってはいるけど踊りの輪からは抜けられないですね。

では、週末お元気で。

師走

年齢を重ねるにしたがって

時間の速さが加速します。

重ねた人生の時間に反比例して

過ぎゆく一瞬一瞬が短くなるなるからでしょうか。

今日は比較的穏かな日になりそうですが

写真の雰囲気はまさに「寒そー」ですね。

一週間いろんなことがありました。

時間に追われデスクを温める時間も無く

帰りも遅い日々が続きました。

人生を一区切りつけるときも近づいています。

同じ空間にいる後輩のことを考えると

去っていくことを決めるにはまだ逡巡があります。

老いを重ねる老親の介護も徐々に重荷になってきました。

そのことと自分のこれからの人生が重なり合って

悩み多き日々が続きます。

多くの友がいます。

独りよがりにならず

悩みを語り合って道を選びたいものです。

もう一月で新しい年のページが開きます。

悔いを残さぬよう前向きに頑張りたいものですね。

よい週末を・・・・・