2010年4月4日日曜日

ついに御柱見た



 信州諏訪大社では7年目の寅年と申の年に宝殿を新築し社殿の四隅にあるモミの大木を立て替える祭りを行います。この祭りが「御柱祭」と呼ばれるもので、諏訪地域に住む人々こぞって参加する天下の大祭として広く知られています。諏訪の人々は巨木を山から切り出し坂を落とし川を渡り里を曳き5月上旬には社殿を囲むように各社殿四隅に立てられるのです。そして、つとに有名なのが茅野市宮川で行なわれる「木落し」です。長さ36メートル最大斜度27度の斜面を若者を乗せたままいっきに落ちてゆくさまは最大の見せ場でもあります。その現場に初めて行ってきました。坂の下にある河川敷に臨時の観覧席が設けられチケットは抽選で当選しなければ手に入らない「ゴールデンチケット」です。幾口も当選した知り合いから譲っていただき友人夫婦といってきました。初めての経験です。

松本からの電車は茅野駅に着くころはすし詰め状態。駅のとなりにある案内所で御柱の法被をいただき、地酒の試飲に心も体も熱くなり現場に着きました。きのうと今日で合計八本の御柱がこの坂を下っていくのです。天気よし、気分よし、桜のつぼみがピンク色を濃くしつつある日曜日最高の気分でした。木落しの瞬間湧き上がる歓声が自分を元気にしてくれたような気がしています。

わが家の近くの水路沿いの桜もピンクの色を濃くし開花直前。信州に素敵な季節がやってきました。


帰途、有名な「真澄」醸造元へ立ち寄り再度試飲した酒に心うきうきでした。

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