2008年2月2日土曜日

なげださない



もう2月です。
陽射しに春のにおいを感じるようになりましたね。
でも・・・まだまだ寒い日が続きます。
今日は諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生のお話を聞く機会に恵まれました。
地元のJAが主催したセミナーでした。
会場で買い求めた本に先生のサインをいただきました。
これは貴重な宝物です。
今日のテーマは「食と命」。
先生は「がんばらない」の著書がベストセラーになるなど
あまりにも有名な方ですが、
チェルノブイリ原発の放射能を被爆した人たちへの
医療活動でベラルーシ共和国の勲章までいだいた方です。
最近ではイラクへの医療支援にも取り組んでいます。
諏訪中央病院では「住民とともにつくる医療」の実践を
ライフワークとして大きな足跡を残されています。
講演会を通じて感じたことは
語り口のやわらかさです。
そして言葉の端はしに「やさしさ」があふれていました。
私たちが忘れかけている大切なものを呼び覚ましてくださったと思っています。
食べることは生きること。
その食を疎かにした結果
家庭が崩壊し地域が崩れていく。
長い間作り上げてきた食をもう一度きちっとしなければ
命は儚いものになります。
「人を支えることで自分が生かされる」
著書「なげださない」の終章のこの一行が
心に静かにしみこんでいきます。

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